我が家には、もとの家主だったおばあさんが記念樹として植えた夏ミカンの木があります。
もうずいぶんと大きくなり、毎年毎年たくさんの実をつけてくれます。
ゆうに100個はできてます。そんなにいっぱい、誰が食うんじゃという感じですが。
みうけん家の地域では、なぜか古い家には夏ミカンが植えてあります。
そうね、思いつくだけでも10軒くらいの家に植えてあります。
過去に町内会で「夏ミカン奨励運動」でもあったのかと思うくらいです。
しかし、みうけんは温州ミカンは好きですが、夏ミカンはあまり好きではありません。
理由は簡単、皮むくのも捨てるのもめんどくさいから。
てなわけで、毎年誰も食べずに地面に落ちては朽ちてゆくだけの大量の夏ミカン。
マーマレードにしてみたりもしたけれど、もともとあまり食パン食べないので結局消費できない。
そんな夏ミカンを、なんとか活用できないかと思い立ち、青いうちから使う事にしました。
まずは洗って、ザックリ切る!!
ものすごい柑橘の、爽やかすぎる香りが部屋中に広がります。
こんなに若くて青い果実なのに、もう中身はいっちょまえです。
しぼる!! しぼる!!
実はいっくらでもあるから、惜しげもなく絞ります。
だいたい、カクテルをコップ1杯作るのに1~2個使います。
ぜいたくだなぁ!!
そのままでは種がすごいので、茶こしでコシコシ。
種や、混ざってしまった薄皮などを取り除いて清らかな果汁にします。
このひと手間が意外と大切。
この状態では、かなりすっぱくて爽やかな青ミカンジュースの出来上がり。
もちろん、このまま飲むのも充分アリだと思います。
何気に、焼き魚にかけても美味しい。
酢と醤油をあわせれば、極上のポン酢風調味料にもなります。
携帯で写真を写しながらこしていて豪快にこぼしてしまいましたが、けっこうな果汁が取れました。
種もこんなにあります。
種は噛んでしまうと苦いですから、しっかり取らなければなりませんよね。
以前タピオカミルクティーを購入した時にいただいたカップに入れてみました。
たくさん絞ればたくさん採れますが、あまり無駄遣いしても仕方ないので今回はこれくらいで!!
取りい出しましたるはウオツカ。
本当はストリチナヤが好きなんですが、たまにしか手に入らないので、仕方なくそんじょそこらのスミノフで代用です。
まぁ、スミノフでも充分美味しく出来ますけどね。
ウオツカは事前に冷凍庫に入れといて、テロテロになるまで冷やしておくのがコツです。
アルコール度が高いので、凍ることはありません。
夏ミカンの果汁、良く冷やした炭酸水(ウィルキンソン)、そしてウオツカ。
これらを好きな分量で混ぜて、さらに氷を入れて飲む!!
スノースタイルが好きな方は、塩をグラスのフチにつけて飲むのも、いとをかし。
今回は良く冷やしていただきましたが、これはアルコール度数が高いので寒い冬でも美味しくいただけます。
全身を駆け抜ける柑橘の香り、酸味、そして冷やされたアルコールが炭酸のスパークリングに乗って全身を駆け巡る様は、他の何物にも代えがたい美味しさです。
みうけん家では、この飲み方をするようになってから、夏ミカンの実もだいぶ消費できるようになりました。
何しろ汁をしぼるだけなのでお手軽です。
これからも、今の時期から春にかけて、夏ミカンの実をじっくりと消費しつつ楽しみたいと思います。