曙町ですっかり有名になったタイ料理、それも東北地方(イサーン地方)の料理がお得意なお店です。
もともと、この近辺は色々と大人の事情があってタイ人が多く住んでいました。
したがって、かなり本格的なタイ料理を出すお店がたくさんありましたが、このクアクンティムさんは比較的新興勢力といったところです。
特にこのお店はタイ独特の野菜やハーブを独自ルートで仕入れていて、野菜がうまいのよ!! 気さくなマスターもいい味出してます!!
外は車がたくさん停まっていたので外観写真は撮れませんでしたが、今回はテイクアウト利用です。
まずは「エビチャーハン」(価格不詳)。いわゆるカオパックンですよね。
こちらはさして辛くはないです。パラリと炒められたごはんと、際立つ旨み。
チャーハンというのは簡単なようで難しく、料理人のウデがよく分かる料理ですが、ここのチャーハンは間違いなく美味しいです!!
続きましては「タッワン」(価格不詳)です。
こちらは、まさにタイ東北地方を代表する代名詞的な料理。
豚のレバーをナンプラー、ライム、唐辛子、ハーブなどで和えたピリ辛のサラダです。
タッワンの「ワン」とは、本来「甘い」という意味で、その文字通り甘い味付けの料理。
しかし、ここのタッワンはしっかりと唐辛子が入り、見ただけで頭が汗をかきます。
でも、これぞ夏!! これぞタイ!! という、ナンプラーの旨み、ライムの酸味、ハーブの香り、そして唐辛子の辛味がしっかり効いていて、ついつい箸が伸びてしまいます。
このタッワンにはサラダというか、ハーブもついてきました。
これをかじりつつ、時おり混ぜ混ぜしたりしながらタッワンを食べれば、もうここはイサーンの食堂です。
さらに容赦ない辛さをみうけんにブチかましたのが、「ソムタムプーパラー」(価格不詳)です。
ソムタムはソムタム、いわゆる青パパイヤ。
プーは調べたら生のサワガニだそうです。
うん、色からしてガッツリ生ですよね。加熱すれば赤くなるはず。
パラーは魚を発酵させて作るイサーン名物のタレといったところか。
これは、あるタイ好きな先輩によれば決してタイでは食べない料理だということです。何しろ、日本の夏のように暑いタイで生のサワガニ・・・むむむ。
確かに、サワガニは生で食べたらダメ!! というのは知っていました。
でも、きちんとお店で出てくるサワガニでしょうから・・・きっと養殖で、冷凍してあったんだろうし。清浄な環境で養殖されている・・・のかな。
きっと、ここのは大丈夫なんでしょう。
食べた後であれば、もうそう考えるしかない。
お店が食べちゃいけないものを出すはずがない!!
何しろ、みうけんは何でもよく噛んで美味しく食べる「ニッポンの良い子」なのでバリボリ噛み砕いていただきました。
これがタイの屋台で出てきた料理であればアレなのかもしれませんが、ここは日本のきちんとしたお店。
きっと大丈夫でしょう・・・
もう、そう信じるしかありませんでした。
ちなみに、みうけんはその後も問題なく元気に過ごしています。
しかし、ネットで調べる限り、本当は生でサワガニを食べるのはちょっと褒められたものではないということ・・・ 最近、お店で食べられるサワガニはほぼ全てが養殖ですが、ネットで見る限りはそれでも生で食べるのは・・・だそうで。
しっかしねぇ、とにかく唐辛子がガッツリ入っていて辛いのなんの。
いちおう、辛いの大丈夫?と聞かれたけれど。いちおうね。
ここまで辛いとは・・・
昔、タイ東北地方出身の警察官が主人公の「水に犬」という漫画で、イサーン料理は辛くなければイサーン料理じゃない!!みたいな発言を読んだことがありますが、まさにこういう事なのでしょう。
口を真っ赤にヒリヒリさせ、すかさずタッワンのハーブに入れられたタイ独特の生の小ナスをかじって心なしかホッとしつつ、しかしこの酸味と香りと辛味のおいしさは、やはりこの店でなければ味わえないなぁ、としみじみと再訪を誓ったのでした。
ちなみに、今回のお会計は合計で3000円。
全部1000円ずつかも知れませんが、内訳を聞くのを忘れていたので今回は全て「価格不詳」とさせて頂きました。
また、あまり辛くない程度の料理でリベンジさせていただきたいと思います!!
御造作!!!
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