三浦市唯一の製麺所で、ここで噂に聞いた「かじめん」を製造直売されているというので原付を飛ばしてわざわざ横浜からやってきたのです。
とはいえ、道も空いていたし、1時間ちょいで着くので、そんなに遠いなという感じはしないのが三浦半島の良いところ。
場所は、先ほども書いたように三浦市栄町。
三浦半島の先端にあり、かつて日本有数のマグロの遠洋漁業で栄えた三浦三崎のすぐ近くにあります。
場所的には三浦市立病院のすぐ近く、ですね。
さて、今回ど~~~しても気になってわざわざ買いに行ってしまった「かじめん」とは、いったいどんなものでしょうか?
「カジメ」というのは海藻の一種で、水深3~10メートルの比較的浅いところに群生し、日本では古くから味噌汁の具として活用されてきました。
さて、このカジメにはアルギン酸が大量に含まれているそうです。
このアルギン酸には、血圧を下げてコレステロール値を安定させる作用があり、高血圧や動脈硬化など成人病の予防に効果があると言われています。
その他に食物繊維も多く消化を助けて腸を健康に保つほか、またふんだんに含まれるポリフェノールは抗酸化作用を持っているために細胞の老化・ガン化を防いでくれるとされています。
さらに、カジメは認知症の原因物質とされているβアミロイドを減らす働きもあり、多くのサプリメントの材料として用いられています。
海藻を食べていれば健康になれる、とみうけんのかかりつけ医は言いますが、なるほど海藻は完ぺきな健康食品であるというのはこういう所以なのだと思います。
そして低カロリー!!
では、さっそく「たのもう!!と」入り口のガラス戸をガラララと開けます。
その入口にはいろんな麺類の商品の広告が貼られており、そのラインナップはご当地モノ大好き・麺類大好きな身としては、ワクワクしてしまいますね。
生パスタ・生そば・中華麺・揚げ麺・ワンタン皮・シューマイ皮・餃子の皮に続き、三浦のソウルフード城ヶ島ラーメンなんてものまで。
いったいほかのラーメンと何が違うんだ?
さらにペイペイも使えるという、微妙にうれしいサービスもグッと来ます。
店内には、高く積まれた製麺箱がずらり。
これを正式には番重(ばんじゅう)といいますが、それらには出荷先のタグがいちいちつけられていて商売繁盛万々歳ですな!!
こちら、ニコニコ笑顔が素敵な係の人からお買い上げの「かじめん」です。
乾麺250gいり380円。
そりゃ、業務スーパーとかで売られている大量生産品に比べれば割高なのは否めません。
でも、三浦半島のカジメ入りですから!!
三浦半島特産ですから!!
東京やら大阪じゃ売ってない(と思う)ですから!!
買う価値はありまくりなのよね!!
さっそく原付を飛ばして帰って、実食です。
まず、乾麺の見た目は真っ白ではなく、まるで茶ソバみたい。
写真の色がうまく出ませんでしたが、実際はもっと緑色です。
通常は小麦粉ばかりのところ、海藻でかさまししてるんですもの。
ヘルシーよね。
麺はうどんのように太い麺ではなく、ごく細のきしめんといった感じでけっこう厚みがない印象。
原材料は小麦粉、かじめ、塩のみという潔さ。
麺が薄いので、茹で時間も3分前後と短いです。
アッという間にゆであがります。このゆで汁もなんだか緑がかっていて、きっとこの中にも栄養分がたくさん出ているんだろうなぁ。
3分ちょい茹でたら手早くザルにあけて、冷水でキンキンに洗う!! 洗う!!
この洗った水にどんどん栄養が逃げている気がする!! もったいねぇ!!
けど、これだけは抗えない現象です。
うん、茹で上りも緑色ですね。
せっかくなので、氷を乗せて涼しくいただきました。
海の幸たっぷり、夏に嬉しい緑の麺です。
めんつゆは「横浜醤油」の手作りめんつゆ・・・にこだわりたいけれど、先に開封してしまったそんじょそこらの量産品を使い切るまでは我慢!!
うん、食べた感じそこまで青臭かったりしないし、ほのかに海藻の香りを感じるかな? といった程度なので、海藻が苦手なお子さんにも食べやすいのではないでしょうか。
うちの子も野菜は嫌い、麺類大好きな困ったちゃんですが、このかじめんは文句も言わずに黙々と食べていました。
何しろ見た目も涼し気ですよね。
健康にも良く、地産地消にもなり、そして他ではなかなか味わえない逸品。
三浦三崎の「かじめ」をふんだんに使った美味しい「かじめん」、皆様も三浦半島へお立ち寄りの際は是非ともお買い求めください!!
おススメです!!
Facebookもあるでよ
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