最近よく聞いている歌の歌手に、モンゴルはウランバートル出身のГ.Эрдэнэчимэгさんという方がいます。
なんだか神秘的な美しさをもつ、いかにもなモンゴル美人のГ.Эрдэнэчимэгさん。
(公式Facebookより)
どうやら1957年生まれの民族音楽学者である、とWikipediaには記載されているようですが、この方が1957年生まれであるとすれば、この写真や動画はちょっと若いなあ・・・と思うのですが。
残念ながら、それ以上の詳しいことはWikipediaでは良くわかりませんでした。
もともと、アジア圏の色〜んな文化や伝統、料理、考え方などについて興味深いみうけんですが、モンゴル地域については触れ合う機会が少なくて、なかなか馴染みはありませんでした。
モンゴル料理が食べられるようなレストランも、横浜にはなかなかありませんしね。
以前あったんだけどつぶれちったしなぁ。
一番最初に触れたのは平成の初め頃、NHK特集の「大英博物館」という番組で、敦煌やホータンの街が紹介されていたのを見て、こういうところに行ってみたいなぁと思ったものです。
その後も、マンガ「乙嫁語り」は大好きですし、楼蘭遺跡やミーラン遺跡などもいつかは行ってみたいものです。
で、前置きが長くなりましたが、この歌がまた素晴らしい。
歌はモンゴル語なので、何て歌っているかはまったくわからないんですが。
Г.Эрдэнэчимэг - Хонгор үр минь | G. Erdenechimeg - Hongor ur min
Г.Эрдэнэчимэг - Мөнх тэнгэрийн хурай
たまに出てくる、ヨだか之だかが繋がったような縦書きの文字が本来のモンゴル文字。
しかし、その文字が前時代の遺産であるとして、共産主義国家だった時代にソ連の文字を無理やり取り入れてしまったので、現在は残念かなキリル文字が使われています。
特に2本目の動画、氷の上で踊るシーンは「アナと雪の女王」の冒頭を思い出します。
以前紹介したコンゴのStone warleyという歌手でも言える事ですが、外国語の歌でも日本語の歌でも、歌詞の意味や歌の上手、下手以外にもその言葉言葉の独特な発音ってのがあって、その発音を聞くのがまた楽しいと思うのです。
2曲目の冒頭の「いっちー はっ ふっつるったぁ へらしんげー でーじゅん すっするとぅ むるぐよー」(テキトーな聞き取りでゴメンナサイ)なんて、どんな意味なんだかさっぱりわかりません。
でも、「あー、外国語だなー」って感じがします。当たり前か(笑
それだけで、まるで自分がどこか遠い異国の地にいるような気になれてしまうのです。
映画を見る時だって、かならず音声はそのまま、日本語字幕付きのものにこだわりますが、どんな映画だって歌だって、その時その場面に応じた言葉が使われているはずで、とくに歌なんかは声の伸びや発音が美しくなるように作詞されてると思います。
このミュージックビデオだって、明らかに日本人とは違う世界観、日本人とは違う感性、日本とは違う風景で作られているから、そのすべてが珍しく目新しい。
このГ.Эрдэнэчимэгさんは神秘的な美しさもあり、歌も上手で、この独特な世界観をうまく作り出していると思います。
この記事を書くにあたり生年月日を調べて、1957年生まれという事に少々ビックリしましたが、この若々しさの中にある、年を重ねた女性だからこその色気が半端ないと思います。
職場でキルギス人の女性とすれ違う時があり、何とも言えない女性的な魅力というか美しさというか神秘さというか、不思議なものを感じますが、このモンゴルの女性歌手 Г.Эрдэнэчимэгさんに関しては、その魅力は特に卓越したものがあると思います。
皆様も、ぜひともこの歌を聞いてみてください。
もし、同じような感想を持っていただき、気に入ってくださる方が一人でもいてくれたらとても嬉しいです。