みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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2016年(平成28年)日本映画「この世界の片隅に」

久々に映画を見ました。

2016年(平成28年)公開の日本の長編アニメ映画、「この世界の片隅に」。

 

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大東亜戦争末期、で広島で育った少し天然な少女「すず」が軍港の呉にお嫁に来て、戦時下の厳しい日常を、あるがままの日常として生き抜いていくお話。

戦う側から見た戦争映画は数多かれど、銃後の立場からみた戦争の姿をこれでもかと見せつけられます。

 

この中に出てくる主人公すずは、極端に食糧事情が悪化していく中で、そこいらに生えている野草を茹で、梅干しの種で煮干しのような小魚を煮て、食べられるものはなんでも食卓に上げようとします。

 

うちの祖母も、まさにその時代を生き抜いてきた人ですが、いろんな雑草を見つけてはアレは食べられるんだよ、と教えてくれましたから、きっとすずのように生き抜いてきたのでしょう。

先日、サツマイモを収穫しましたが、その時に刈り取った抱えきれないほどのイモヅルも、当時ならご馳走だったのでしょう。

 

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今は何でも捨てる時代。

食べられるところだって捨ててしまう。それと同時に、未だに内戦や戦争で、すずの時代と同じ艱難辛苦を舐めている人が世界中にいます。

 

すずは、物語の中盤で空襲に遭い、右手を失います。

いつだったか見たスーダン内戦の写真集には、右手がない少女が写っていました。 

 

民族や境遇の違いはあれ、貧しい時代に片腕を失って、なお生き抜いて家族を支えていく事の辛さは変わりありません。

 

人間が知り得た科学の力と文明の力がやがて殺戮に使われ、また一方で殺戮されないために、もっと強くて残忍な兵器が開発されていく。

本当に皮肉な事です。

 

いつの時代だって、華々しい歴史の影には決して表舞台に出てこない市井たちがいます。

そして、犠牲になるのはいつも弱い人ばかり。

 

この映画に、皆が狭くて蒸し暑い防空壕に入って空襲をやり過ごすシーンがありますが、戦争を賛美する方々は一度だけでも三浦半島あたりに沢山残された洞窟陣地に入ってみると良い。

 

 

真っ暗で、ほこりっぽくて、大量のゲジゲジと変なヌメヌメした生物が支配する世界。

その圧迫感、閉塞感は尋常ではありません。

上に爆弾が落ちてこないのに、「このまま生き埋めになったら・・・」と考えてしまう世界。

そんなところに好きこのんで入りたいですか?

 

そんな所には入らなければ生き延びられない時代、そんな所に入ってなお助からない人も多かった時代。

そんな時代が本当にいいですか?

 

また、たまに日本に徴兵制を入れるべきという人がいますが、彼らは自分が徴兵された場合、当然二等兵から始まるという事をどれだけ想像しているのか。

いまの自衛隊の素晴らしさは、その大部分が志に燃えて自衛隊という事に誇りを持つ志願兵たちである事。

 

どこかの隣国の、いやいや徴兵されてシブシブ軍務につき、その鬱憤の捌け口を部下に向ける烏合の衆とはちがいます。

 

かつて、大日本帝国も徴兵制でした。

やはり同じような問題は常にあったといいます。そこら辺は戦後の映画を見ると生々しく出てきますね。

 

もし徴兵となれば、自分だって二等兵です。真っ先に最前線に送られて、犬死にの上骨壺には小石か名前を書いた紙だけしか帰ってこない。

 

戦時中、戦場に行くまでに輸送船ごと沈められた兵隊さんも沢山いました。戦う前にやられてしまう。まさに犬死にです。

彼らにも、親がいて。子供がいて。恋人がいたのに。

あまりにもむごたらしい。

 

そして戦争になれば、いまのような平和な生活も出来ないでしょう。

近隣の軍事大国が日本を狙っている限りは真の平和ではないですが、せっかく日本が数々の紆余曲折を経て、やっと得た平穏な時代です。

 

また元のような戦時中に戻してはならない、とつくづく思います。

 

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