みうけんのヨコハマ原付紀行

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。※現在アップしている「歴史と民話とツーリング」の記事は緊急事態宣言発令前に取材したものです。

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黄美那(ファン・ミナ)著「李さん家の物語」全1~4巻 完結

黄美那(ファン・ミナ)著「李さん家の物語」全1~4巻 完結

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今から20年以上前に、週刊モーニングに何度か掲載されました。 当時は今ほど日韓関係が冷え込んでいなかった頃です。 単行本も1998年の発行なので今は絶版となっており、なかなか手に入りませんがアマゾンなどでは古本として、かろうじて流通しているようです。

 

これは韓国の首都ソウルで、どこにでもありそうな平凡な家族「李さん」一家の生活を描いた漫画です。

退役軍人で軍人堅気の親父(お父さんというより、親父という表現が合っているように見える。立場によっては、息子だったりおじいさんだったり)を中心としてサラリーマンや芸能ディレクター、学生(後に徴兵されて軍人)、自分をモテモテのお姫さまと思い込んでる娘や売れない絵本作家の娘や格闘技にすべてをささげる娘、平凡なサラリーマンだが奥さんに尻に敷かれっぱなしの息子、さらに朝鮮戦争で艱難辛苦を味わいながらボケてしまったおばあさんなど、いろんな家族が出てきます。

そのうちの一人が大物で人気の女性歌手と結婚しちゃったりして、これがまたひと騒動。

 

いろんな話が面白おかしく書いてある中で、軍隊に行きたくないと思い悩む弟を「今の軍隊は恵まれてる。俺たちのころはもっとひどかった」と変な慰め方をする兄。

また、ハゲに悩んでいろんな方法を試したり、息子の毛生え薬をこっそり使って奥さんに見つかってしまう親父。

上下関係バリバリな軍隊式教育を施すも、その親父も若いころは盛り場に入り浸り、「息子が大きくなったら息子に言い聞かせて、あんたをこの家に入れなくしてやる」と脅されたり。

若き大学生で恋愛に遊びにと青春を謳歌していたが、2年の兵役のため彼女とも家族とも離れ離れになる苦悩。

朝鮮戦争で生き別れた息子を思い続け、いつまでも帰りを待ち続けるおばあさん。

 

決して特別な話ではなく、本当に韓国ではどこにでもありそうな話ばかりなのですが、それがまたいい感じなのです。

今から20年以上前の漫画なので少々時代設定は古く、当然「携帯電話」などまだなかったりしますが、韓国のソウルに住む一般的な家庭の姿を知りたければこの本はオススメです。

 

 

 

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