明けです。
横浜は黄金町にて牛骨ダシのラーメンを試しに来ました。韓国料理のユッケジャンやコムタンに中華麺を入れたものですが。
牛骨のコクが良く出ていてうまい!! オススメです。
食べ終わって駅に行く途中、かつて売春宿が街中を埋め尽くしたエリアを通りました。
10年前の一斉摘発により、今は数軒の売春宿が空き家となり残るだけですが、それまでは通りの左右にビッシリと24時間営業の売春宿が建ち並び、いろんな国籍の女の子が真冬でも薄手のドレスとかキャミを着て、通り行く男たちを誘っていました。夜になると空までもがピンク色に染まり、さながら妖しげな不夜城の装い。
神奈川新聞によれば、当時は常時1200人を超える売春婦が働いていたそうです。
自分は女性を買った事はないのですが、一時期すぐ傍に通った事もあり彼女らのいろんな喜怒哀楽を目にしました。
たまたま隣の部屋に住んで挨拶を交わすまでになった、コロンビアから来た女性が数日後に大岡川に投げ捨てられていたり・・・
彼女たちは、どんな思いで、言葉も通じない寒い寒い日本で、こんなに狭くて小さな部屋で、名前も知らない男たちに体を売り続けたのでしょうか。
そして、ブローカーに多額の借金を背負ったまま強制送還されていった苦悩、良からぬ病を患い看取る者もなく死んでいった悲しさはいかばかりだったでしょう。
いま、ここに生きた人たちはどこで何をしているでしょうか。
当時少なかったコンビニに行くたび、手を差し出して語りかけてきた作り笑顔の綺麗な女の子たち。
誰もが忘れた、誰もが忘れたい、オシャレな街・横浜の現実。
今でも、ふと思い出す時があるのです。